ユートリア祭に向けて
11月14日に開催されるユートリア祭は、すみだ生涯学習センター(ユートリア)の年に一度のイベントである。昨年は、新型コロナのため、舞台公演は中止となったが、今年は、十分に対策を講じて開催となった。ただし、舞台での大きな声出しはNGとなったため、我々は、初めての試みとして、動画での参加という形をとることとした。
具体的には、会場となるホールにおいて、出演時間内に、背景スクリーンに、我々で製作した動画を上映してもらうということで、出演に変えようというものである。当初は、三線だけでも舞台で演奏しようと思っていたが、やはりチグハグとなってしまいそうで、動画だけとした。
そこで、課題曲は日常練習してもらい、10月24日に、三郷市の高州地区文化センターの多目的ホールをお借りして、動画を撮影した。
諸事情で、当日参加できない人もおり、高州に集まったのは、10名であった。
舞台上に机を並べ、机と太鼓の前には、沖縄らしい布を垂らし雰囲気を出した。
演目は、新安里屋ゆんた、安里屋ゆんた、猫ゆんた、与那国ぬ猫小、繁昌節・とぅまた松、涙そうそうの7曲。時間は15分になる。
衣装は、イリオモテヤマネコをデザインしたそろいのTシャツ。それにホールでもマスクが必要ということで、マスクに猫の口とヒゲを描いて、みんな猫に扮することとした。なかなかかわいくできた。
与那国ぬ猫小と繁昌節とぅまた松は、踊りを入れるので、踊り手は、バサーを着ることにした。そのため、踊りだけは、最後に収録となった。
みんな日頃練習してきたおかげで、だいたい、2回くらいで収録が終了した。
踊りは、三線と違って日頃練習していないため、前の週と本番の午前中に踊りチームだけ集まり、個別に練習を行った。幸い高州地区文化センターの和室が空いており、そこに大きな鏡もあったため、踊りの稽古には最適であった。そのおかげもあって、思いの外踊りが素晴らしい出来であった。
その後、自宅でパソコンを使って動画を編集し、15分の動画に仕上げた。
幕開けでは、5周年発表会の時の鷲ぬ鳥節の録音を流し、私のナレーションを入れた。4個のスマホを使って、違う角度から撮ったものをつぎはぎしなんとか編集も終了した。その際感じたことは、歌三線だけでは、ほとんど画面に動きがなく、スチール写真と違いがないことである。その点、ゆんたで、手拍子や手の振りを入れたことは、動きが出てよかった。さらに、踊りを入れることの大切さも感じた。
その後、土浦とつくばみらいの教室でも、安里屋ゆんたと涙そうそうを別々に収録し、それを再び編集した映像に編集合成した。その際、すべての音を合成したので、結果としては、20人ほどの合奏という形となった。合成する場合、テンポが揃わないといけないので、それぞれ、初めに収録した動画を私がイヤホンで聞きながら歌い、それに合わせてもらうことでうまくいった。
これをさらに、エンドロールもつけた上で、パワーポイントに貼り付け、全員の写真と共に上映できるように工夫した。
11月4日に、舞台設定の打ち合わせがあったので、そこで上映してうまく映るか確認してもらったが、十分に鑑賞に堪えるものとなっていた。
あとは、本番を待つばかりである。
高州での収録風景
土浦教室での収録風景
つくばみらい教室での収録風景
高州で収録が終わってみんなで記念撮影
パワーポイントに合成した画像(パソコンの画面を撮影したため色がムラになっています)
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